2022年版と2023年版の違い
全国旅行支援は2023年も継続して実施されることになりましたが、2022年のものとは内容がちょっと変わって、割引額やクーポン金額が以下のように引き下げられています。
以下、2023年版の内容を反映した説明になっています。
まずはザックリこんな制度
全国旅行支援とは、旅行予約サイトなどから国内旅行商品(ツアー・宿泊・日帰り旅行など)を申し込むと、その代金が割引きされて、旅行先で使えるクーポンももらえるという制度。
割引きを受けるには、「3回目のワクチン接種証明」か「PCR検査などの陰性証明」が必要になります(12歳未満は不要)。
もうちょっと詳しく
いつまでやってる?
ほとんどの都道府県は3月末まで(予約する日じゃなくて、旅行する日が基準)。ただし秋田・群馬・長野・奈良は、ちょっと終了が早いです。
どのくらい割引きされる?
旅行代金(ツアー料金や宿泊費)の総額から20%割引されます。
ただし最低旅行代金が設定されていて、旅行代金がこれ未満だと割引きは適用されません。
また、割引額には上限あり。旅行の種類によってそれぞれ以下の上限があります。
たとえば、交通付きツアーで家族3人で2泊する場合、割引きの上限額は「5,000円×3人×2泊で30,000円」になります。
旅行代金が15万円を超えないとこれを上回らないので、かなり高めの旅行じゃなければ上限は気にする必要ないと思います。
ちなみに割引額をサクッと知りたいときは、カシオの全国旅行支援計算ページが便利です。
クーポンはいくらもらえる?
もらえるクーポンの額は平日と休日で違ってて、平日だと2,000円分(1人1泊あたり)、休日だと1,000円分(1人1泊あたり)もらえます。
また、都道府県独自でクーポン額を上乗せしているところもあります。
独自クーポンのある都道府県リスト
- 埼玉県
2月28日まで、最大2,000円(1名1泊あたり)の観光・飲食クーポンがもらえる(日帰りは対象外)。 - 千葉県
1人1泊5,000円以上の宿泊者を対象に、地域限定クーポンに2,000円上乗せ(宿泊日順で先着100万人)。 - 富山県
2月28日まで、平日休日ともに2,000円分(1名1泊あたり)追加。 - 福井県
シニア・家族、グループなどには追加クーポンあり。 - 長野県
1人1泊あたり1000円の交通クーポンあり。 - 大阪府
1月25日〜2月28日の期間中、宿泊付きプラン利用で、平日5,000円、休日3,000円に。 - 奈良県
平日3,000円、休日2,000円に。旅行代金の割引額も50%に(上限:交通付は8,000円まで、宿泊のみ・日帰りは5,000円まで)。 - 岡山県
2月末まで、高校生以下の子どもを同伴する休日の場合、子ども1人当たり+1,000円。 - 鹿児島県
平日の交通付き旅行で感染防止対策に係る認証施設を利用した場合、3,000円に。
「休日」の定義について
宿泊旅行と日帰り旅行で「休日」の定義が変わります。宿泊旅行の場合は土曜日のみ※、日帰り旅行の場合は土日祝日が休日扱いになります。
※厳密には「宿泊日とその翌日が共に休日(土曜・日曜・祝日)の場合」という定義だけど、3月31日までの期間でこれに該当するのは土曜日だけなので、単純に土曜日だけと考えてOK!
たとえば家族3人で土日で2泊する場合、
土曜:1,000×3人=3,000円
日曜:2,000×3人=6,000円
で、合計9,000円分になります。
クーポンの総額を知りたいときも、カシオの全国旅行支援計算ページが便利です。
また、電子クーポン「region PAY」の使い方についてはこのページがわかりやすいです。
クーポンはどこで使える?
クーポンは、旅行先の都道府県で、基本的に旅行期間中だけ使えます(都道府県によっては旅行後も何日か使えるところも)。
使えるお店は都道府県によって違うけど、飲食店や観光施設はもちろん、コンビニやスーパー、交通機関、レンタカー、ガソリンスタンドなどでも使えることが多いので、使い道に困ることは無いと思います。
詳しくは、以下の各都道府県の取扱店リストをご参考に!
各都道府県のクーポン取扱店リスト
旅行当日には何が必要?
旅行当日には、「3回目のワクチン接種済証明」か「PCRなどの陰性証明」、それに「本人確認書類」が必要です。
証明書類については以下のとおり。検査をする場合は各都道府県が無料で検査をしてるので、このページからチェック!
本人確認書類については以下のとおり。1点で大丈夫なものもあれば、2点組み合わせる必要があるものもあります。
必要書類について詳しくは、JTBのこのページがわかりやすいです。
予約は早いもの勝ち
全国旅行支援は、あらかじめ決められた予算を各都道府県が各事業者に配分していて、その予算を使い切ったところから受付が終了してしまいます。
だから、あるサイトが受付終了している都道府県でも、他のサイトではまだ受け付けているということもあります。
なんにせよ、予約は早めに、色んなサイトを見てみるのが吉です!
予約の流れ
旅行予約サイト(JTB)を例に、旅行支援を使った予約の流れを簡単に説明します。
といっても、旅行支援の対象プランを選ぶこと以外は、フツーの旅行予約と手順は一緒。
手順1:旅行先の受付状況をチェック
予約サイトには全国旅行支援の専用ページがあるので、まずはそこで旅行先の受付状況をチェック。
手順2:旅行支援の対象プランを検索
旅行支援のページからそのまま対象のプラン一覧に飛べるサイトもあれば、自分で検索しなきゃいけないサイトもあります。
一覧ページでは、わかりやすく「支援対象」と表示されてるサイトもあれば、特に表示が無いサイトもあります。
手順3:申し込みを進める
プランが決まったら、通常どおり申し込みを進めます。だいたい申し込みの途中で旅行支援の確認事項が出てくるので、同意にチェック。
それ以外には特に変わった手順はなく、だいたい自動的に割引きが適用されます。
手順4:割引内容を確認して予約完了
最終的な割引額は、申し込みの最後のほうで出てくることが多いです。ちゃんと割り引かれていることを確認して、予約完了!
おもな予約サイト
予約サイトはいろいろ見比べてみるのが吉。各サイトの全国旅行支援専用ページをまとめました(空き具合などは11月12日確認)。
まずはメジャーどころ
結構空いてる。宿泊と交通+宿泊。空いてる都道府県を選ぶと、対象のプランが表示される。対象外のプランは、タイトルかお知らせ欄に対象外と記載あり。
宿泊と交通+宿泊。半分くらい停止してる。先にクーポンを獲得して、そこから対象施設を選ぶ方式。
ツアーがメイン。日帰りバスツアーもあり。
ゆったりオトナ系
温泉旅行に強い。宿泊のみ。割引クーポンを獲得してから宿を検索、予約画面でクーポンを選択する方式。クーポンは平日用と休日用で分かれてる。結構空いてるように見えるけど、クーポン獲得画面に行くと終わってる場合も多い。
高級志向の宿泊サイト。半分以上停止してる。空いてる都道府県を確認してから、自分で検索するスタイル。検索画面では対象/対象外がアイコン表示されててわかりやすい。
日帰りや宿泊のバスツアーがメイン。トップページのバナーから旅行支援ページへ。
余裕があれば見ておきたい
航空券+宿泊(ダイナミックパッケージ)がメイン。結構空いてる。行き先を選択→確認事項に同意→プランを検索という流れ。幼児(3歳未満?)は割引やクーポンの対象外。
飛行機利用のツアーのみ。支援対象のツアーは、タイトルや写真の上に対象の表示あり。料金が無料の乳児(0~2歳)は割引やクーポンの対象外。
宿泊と交通+宿泊。半分くらい空いてる。上の特集ページから各都道府県の対象プランを検索。オンライン予約の場合、添い寝幼児は支援の対象外になるとのこと。
JAL使用のツアーのみ。結構空いてる。
以上、取り急ぎまとめた内容なので、間違っているところやわからない事があればお気軽にコメントください!