アメリカへ行く人はESTAの申請を

最終更新日：2023年8月17日

観光などでアメリカへ行く人は、
ESTA（エスタ）というものを申請する必要があります。

ESTA（エスタ）ってなーに？

「ESTA」は「電子渡航認証システム」の略。
ビザなしでアメリカに入国する人の情報を、入国前にチェックするためのシステムです。テロなどを防止するために、2009年1月から義務化されました。

申請が必要なのはどんな人？

観光など、ビザ無しでアメリカへ入国するすべての人です（子どもも含む）。
アメリカで乗り継ぎする場合でも申請が必要です。

料金はいくら？

ひとり21ドルです。
以前は無料でしたが、2010年から有料化、さらに2022年に値上げされました。
料金は、申請時にクレジットカード・デビッドカード・ペイパルで支払います。

いつまでに申請すればいいの？

審査が必要になった場合は最大72時間かかるので、余裕をもって搭乗の72時間前には申請しておきたいところ。ただ、申請自体は搭乗直前までできます。

有効期限は？

承認された日から2年間です（その前にパスポートが切れる場合はその日まで）。有効期限内であれば何度でも渡航できます。

いざ申請！

ESTAは以下のサイトから申請します。
ちなみに申請はオンラインのみ！書類などで申請することはできません。。。

→ ESTA公式サイト（上部から日本語に切り替えることができます）

代行サイト・詐欺サイトに注意！
Googleで「ESTA」と検索すると「ESTA Online Center（https://esta-center.com/）」という申請代行サイトが上位に出てきますが、そこで申請すると公式サイトよりも高い料金を取られてしまいます。その他ESTAのサイトを装った詐欺サイトもあるようなので注意。正しいURLは「https://esta.cbp.dhs.gov/」です。
参考：公式？代行？ESTA等の申請の際は確認を！（国民生活センター）
『ESTA』って検索したら絶対ダメ！（一人旅ライバーあらまりの超海外旅行術）

申請のおおまかな流れはこんな感じ。

情報を入力→送信

生年月日やパスポート番号、犯罪歴の有無などを入力します（航空会社やアメリカ滞在中の住所などを書く欄もありますが、ここは任意ですからで書かなくても大丈夫です）。入力はすべて英語（ローマ字）で。

料金の支払い

申請料金21ドルを、クレジットカードかデビッドカードかペイパルで支払います。
それらで支払えない人は、親戚や旅行会社などに代わりに払ってもらうことも可能です。

申請結果の確認

たいていの場合すぐに申請結果が出ます。結果は「認証」「保留」「拒否」の3通り。「保留」だった場合は審査に時間がかかるので、時間をあけて再度アクセスして結果を確認します。

飛行機に乗る時

ESTA認証の有無はコンピューターで調べるので、搭乗時に書類などは必要ありません。ただ念のため、渡航認証を印刷して持っていくことをおすすめします。

詳しい手順はこちらのサイトの説明が画像付きでわかりやすいですよ〜。

参考ページ・役に立ったページ（2023/8/16確認）
よくある質問（ESTA公式サイト）
ESTA申請について（在日米国大使館と領事館）
ESTAに申請してください（外務省）

カナダへ行く人も「eTA」が必要に

2016年3月15日から、カナダでも同じように「eTA」という電子渡航認証が必要になりました（ビザ無しで飛行機で入国する人が対象）。

申請についてはESTAとだいたい同じ。オンラインでの申請で、子供でもひとりひとり申請が必要、支払いはクレジットカードのみ、料金は7カナダドルです。

カナダ政府の日本語説明ページがわかりやすいので、それを見ながら申請すれば問題ないと思います！